簡単解説「コーチングとは？」 コーチングの意味と効果、初めての方にわかりやすく解説します！

最近よく聞くコーチングって何？

コーチングという言葉を最近よく目にしませんか？特にコンサルタント、起業塾などに興味がある人は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？
今回はコーチング、コーチってそもそもどういうもの？という疑問を簡単にご紹介していこうと思います。

コーチとは？

コーチングを行う人をコーチと言います。
コーチと言われると真っ先にみなさんスポーツ選手のコーチが思い浮かびませんか？そのコーチと同じで、コーチの使命はいつでもクライアントのパフォーマンスつまり成果、業績）を最大限に向上させることです。

コーチの語源は”Coach”【馬車】で、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味があるそうです。

コーチングとは？

コーチングでの大きな特徴は、「指示」や「命令」ではなく「質問」が主になる点です。「対象者自身のパフォーマンスを向上させるために、質問によって気付きを引き出し、本人の自発的行動を促進させるコミュニケーション技術」それがコーチングです。

大手企業でも社内研修など一人ひとりの社員の価値を高めるため教育を行なってきましたが、最近は教育だけでは上司からの指示、会社からの指示の元でしか動けない社員ばかりが育ってしまうという新しい課題が出てきました。そこで注目されたのがコーチングです。大手企業も率先して現在コーチを取りいてれいます。

教えなくても、答えはその人の中にある。

コーチングでは「答えは相手の中にある」という考え方がすべての土台になっています。

コーチングとカウンセリングの違い

カウンセリングも質問を軸に行われるのでコーチングとの違いを見ていきましょう。
コーチングとカウンセリングでは取り扱う時間軸が変わります。

カウンセリングは過去を取り扱う

カウンセリングは自分の状態がマイナスのところにいる状態から０のフラットな状態に、心理的な機能を回復するために時間を使います。過去に向かって”なぜ？”の質問を投げかけます。

コーチングは未来を取り扱う

コーチングでは、逆に現在地を０として、そこから未来に目指していきたい目的地プラスに向いています。未来に向かって”どうやって？”の質問を投げかけます。

コーチングとコンサルティングの違いは？

未来に向けてのサポートとして比べられるのがコンサルティングです。
コンサルタントとコーチでは”誰が答えを握っているか”が異なります。

コンサルタントは答えを握っている

コ ンサルティングでは、その分野の専門家(コンサルタント)が相手の問題解決のために専門知識に基づいて情報の提示やアドバイスを行うものです。つまり、未来に向けてプラスにする方法としてコンサルタントが答えを持っていないクライアントに、クライアントが持っている答えを示してくれるという感じです。

コーチは答えを握らない

コーチングではクライアントへ必要な情報はもちろん提供しますが、 あくまでヒント、選択肢の１つを与えるという手法です。クライアント自身が問題解決に必要なリソース（資源）を見つけ、選択し、自主的な意思決定ができる様にしていくことに注力しています。

コーチングはただの悩み相談ではない？

「質問をするだけ」、「答えは自分の中にある」と言われると、

このように考える人も少なくありません。

自分にとって深刻な問題でも例え家族やパートナーでさえ『他人事』に過ぎません。
「そーなんだ大変だね」と軽く受け流されたり、「そんなのこうすればいいでしょ！」と、なかなか自分の中で納得のいかないアドバイスを押し付けられてしまうことも少なくありません。

コーチングでは
“誰一人として間違った人はいない”
“コーチはクライアントの力を絶対的に信じている”

この前提があり、否定することなくコーチがまず全てを受け止めることでクライアント自身も現状を受け入れ次のステージに進みます。
コーチは話に耳を傾けるスキルと相手をゴールに導くための質問力が問われます。
身近な人に相談しても解決しないのはそのためです。

まとめ コーチングとは

コーチングをすることが目的になってしまい、本当の目的を見失ってしまうケースや、自身が抱えている課題とコーチングとの相性も重要となります。

あくまでも目的や目標の達成がゴールであり、コーチングはそれを実現する手段の１つだということを知っていただき自分に合う方法で目標に向かっていくことが大切です。